第36話【少し風に当たるとかかっこよく聞こえるけど結局ただの暑がりなだけだ】
【アンソニーロビンス】という【世界一のコーチと言われる人】が【言っていた逸話】を思い出しました。
【何もない小さな部屋】の【天井】に【バナナを吊るす】
【吊るされたバナナ】の【下】に【ハシゴを設置する】
【ハシゴに上れば】【簡単にバナナに手が届く】
【このような仕掛け】を【作って】【部屋の中】に【五匹の猿を放す】
当然【猿たち】は【バナナを取りにハシゴを上っていく】わけなんやけど、
【ハシゴにはもう一つ仕掛け】が【してあって】
【猿たちがハシゴを上る】と【電流が流れる仕組みになっている】んよね。
そうすると【何も知らない猿】は【バナナを取りに行って】【電流に痺れてしまう】
【猿たち】は【何度も】【バナナを取りにいく】わけやけど、
【その度に電流が流れる】から【部屋に放たれた五匹に猿】は、
やがて【どの猿】も【バナナを取りに行こうとしなくなっちゃう】わけやね。
【ここまで】は【当たり前の話】に【聞こえる】と思うんやけど、
【この五匹の猿のうち】【一匹を何も知らない猿】と【入れ替える】と【どうなる】でしょうか?
うん、たぶん【皆が予想した通り】
【新入りの何も知らない猿】は【目の前にバナナがぶら下がっている】のを見て、
【早速ハシゴを上ろう】とする。
でも、ここで【他の事情】を【知っている四匹の猿】が、
【この新入り】が【ハシゴを上る】のを【止める】そうなんやで。
新入り【やっほぅい~、バナナ、バナナ♪】
古参【やめとけ、新入り】
新入り【え、どうして? だって、あのハシゴに上れば簡単に取れるよ】
古参【あのハシゴに上るとビリっとするんだよ。とても上れねえ。痛い目みるだけだからやめときな】
新入り【そうなのか……仕方ないな】
みたいな【会話】が【猿たちの間】で【交わされている】のでしょう。
【新入りの猿】は【仲間に止められて】【結局ハシゴを上ることはない】らしい。
そして、また今度【古参である四匹のうちの一匹】を【何もしらない猿】と【入れ替える】と、
【同じよう】に【新入りの猿】が【バナナを取りにハシゴを上ろうとする】んやけど、また【他の猿たち】が【それ】を【止める】
【これを繰り返して】【最初に電流を浴びた五匹の猿】を【全て新しい猿と入れ替える】と【どうなる】のか?
【答え】は【新しい五匹の猿はバナナを取りに行かない】そうなんよね。
これが所謂【常識】
【新しい猿たち】は【自分では電流を経験していない】けれど、
【常識】として【あのバナナを取りに行けば電流を浴びてしまう】と【知っているわけ】やね。
【これを人間に当てはめる】と、
【誰かが新しいこと】や【珍しいこと】を【やろうとした時】に、
【周りの多く】が【それはやめておけ】という【こと】と【似ている】やんね。
【凄く難しい会社】や【資格にトライ】する【こと】
【新しく事業を始める】には【大きなリスクを伴い】【上手くいく可能性は低い】という【常識】を【知っている】から。
でも【大多数の人】にとって、その【常識】は【伝聞であって経験ではない】んよね。
【バナナを取りにいって】【本当に電流を浴びた】から【やめておけ】と【言っている人】は、実は【ほとんどいない】
そして【時間は絶えず流れるわけ】だから、【かつては電流が流れていたハシゴ】も、
【回路の不具合】なんかで【電流が流れなくなっている可能性】だって【大いにある】
それに私たちは【猿じゃなくて人間】
たとえ【電流を浴びた】としても【次】は【電流に耐えられる工夫を考えること】だって【できる】はず。
別に【無理してバナナを取りにいった方がいい】なんて【思わない】けど、
【常識】を【疑ってみること】で【何か新しい道】を【見つけることができる】かもしれない。
というより【新しい道】【新しい世界】は
【当たり前】やけど【常識の世界の中にはない】やんね。
だって【新しい】から。
とはいえ【いきなり周りの人の意見全てをはねのける】のも【難しい】から、せめて
【出来た人】の【意見】も【必ず探してみよう】
きっと【そういう人がいる】から。